MVH-3100取り付け

 ミニのオーディオは納車時にはノーマルのままの純正カセットデッキでした。

 契約時に「付け替えてもらうべきかな?」と悩んだのですが、「カセットデッキというレトロな味わいもいいだろう」と思いなおして、そのままにすることにしたのです。

 しかし、納車後すぐにこれを後悔するようになりました。「レトロ趣味に走ったのは一時の気の迷い。やはり快適方向に舵を振るべきだ」と思い直したのです。

 ということで、カーオーディオ「MVH-3100」を購入し、自力で取り付けることにしました。

 初心者オーナーの私は、もちろん初心者カーカスタマーでもあります。オーディオ外しから配線まで、はじめて尽くしの作業に不安もありましたが、ウェブで勉強を重ねて、いざトライです。

 今回は万全を期して、オーディオとともに、ミニ用の取り付けキットも購入しました。日東工業のNKG-93DXというもので、オーディオを外すための工具から、ハーネス、取り付け金具までがセットになっているものです。

 ひょっとしたら個別に用意するよりも割高なのかもしれませんが、初心者らしく、楽さと安全とを取りました。

 まずは取り外し用の工具を使って純正オーディオを取り外します。

 あっけないほどに簡単に、純正オーディオがするっと抜け出ました。

 次に実際の配線と取り付けキットのマニュアルとを、にらめっこして見比べながら、ハーネスに配線を繋いでいきます。アースらしき線は、オーディオスロットの奥で、メーターパネルそのものを固定しているらしきビスを緩め、そこに共締めしておきました。

 さて、この状態で動作テストをしたのですが…あれ? なんだかおかしいです。

 ACC電源を入れれば、ちゃんとスピーカーからは音が鳴り、その他の機能もばっちり動くのですが、一旦ACC電源を落とすと、またACC電源を入れたときに、時計やラジオチャンネルなどの情報が保存されていません。ACC電源を落とした段階で、常時電源も切れているために、情報が保持されていないようです。

 配線図どおりに繋いだのですが、どうも車両側のACC電源の線と常時電源の線が逆になっているということなのでしょう。

 そこで試しにACC電源と常時電源を逆にして繋いでみたところ、今度はうまくいきました。スピーカーからは音楽が流れますし、ACC電源を落としても、またACC電源を入れれば、以前の設定が保存されています。ばっちりです。

 ここまで確認できたら、あとはデッキを収めるだけです。

 取り付け金具を車体に装着してから、デッキを挿入して…

 最後にデッキ枠をはめ込んでフィニッシュです。

 プラモデルより簡単な作業だったとはいえ、はじめての電装関連作業を無事に完了。なかなかの大きな達成感が得られました。やったやった。