中古で我が家にきたミニのシートは、最終型メイフェア純正のベージュの革にチェックの布の、なんちゃってバーバリーのようなシートです。
ウェブを見ているとミニのカスタムのなかでも、シートはステアリングと並んで定番の改造項目のようなのですが、私はこのチェックのシートが気にいってメイフェアを選んだようなところがあります。
さて、そんな私のミニのシートなのですが、購入時点で少々の破損部分がありました。その最たるものは、助手席シートの右側側面部分の裂け目でした。シートの背もたれを前に倒した際に、リクライニング用ダイアルのカバーと接触する箇所のようです。何度も背もたれを前に倒しているうちに、破れてしまったのでしょう。
現段階では裂け目はそんなに大きくはありませんが、応力は集中するものです。ここをきっかけとして、これからどんどん裂け目が広がっていくのではないか、というような懸念がぬぐえません。
前述のように、このメイフェア純正シートが気に入っていて、シートカバーやシートの交換を視野に入れたくない私としては、このシートを補修するという方向に、光明を見出すことにしました。
ということで、まずは作業のために、助手席のシートを外してみることに。
ちょっとだけてこずりましたが、何とか外せました。助手席のシートを外した状態で、リアシートに座ってみると、なんとも広々としていて、これはこれで面白い状態でした。
さて、どうやって補修しようか、ということですが、今回は革靴等用の補修アイテムを使ってみることにしました。アドベースとアドカラーというシロモノです。
アドベースで裂け目を埋めて、アドカラーで色を塗る、という手順で挑みます。
…が、結果的にはいまいちでした。外したシートを安置して、上記手順を試したのですが、素人がいきなり試して、美しく仕上がるようなものではなかったようです。難しかった。
まずアドベースを派手に塗りすぎました。裂け目を強固に埋めようとしたら、思ったよりもアドベースが広範囲に広がってしまって、この時点で傷口が埋まるというよりも、広げてしまった感でいっぱいです。やらかしてもうたー。
それでも、穴埋めまでは一応目的は果たせたのですが、さらなる問題はこのあとのアドカラー塗りでした。
できるだけ元のシートの色に近づけるようにと、ライトベージュとアイボリーの2色を購入して調色したのですが、どう頑張っても完全に同じ色は作れませんでした。広く塗られたアドベースの範囲を、アドカラーで塗っていくと、明らかに「ここは補修されているな」というような仕上がり。
まぁ、現段階での全力は尽くしました。一旦この状態で乗るしかありませんねぇ…。
とはいえ、幸いにも、あまり人目に触れる箇所ではありませんし、少なくとも裂け目がなくなったことで、ここをきっかけとした被害の拡大におびえる必要は、当面なくなったのではないでしょうか。美しくはなくとも、被害拡大の予防にはなったと、自分を慰めましょう。
まったく同じ状況でたいへん参考になりました。
メイフェアのシートだからこそ、というミニ乗りとしてはレアな好みも一致します。
アドカラーはとても重宝しますが、件のシートは本革でなく合皮なのでアドベースが再び割れてきそうなのと、色の馴染ませ方が難しいですね。黄色や白などをわずかに混ぜても難しそうですか?
その後のレポートと完成形を楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
えー、シート補修のその後なのですが、なにもしていなかったりします。調色に関しては完全に素人なので、ちょっとやってだめだった時点で、「これはとても手に負えぬ」と逃げ腰になってしまったというのが正直なところかもしれません。
ですから相変わらず不自然な色合いで、しかし亀裂はなんとかふさがれている、という状態ですね…。
車体に取り付けてしまえば、影になって見えない部分ではあったので、我慢できているかなというところです。とほほ。