ショック交換:リア編

 前回の続きのショック交換、リア編です。

 リアの作業では1つ困難が増えます。リアのショックのナットは、トランク内部で留められているのですが、左側のナットにアクセスするためには、ガソリンタンクが邪魔になるので、ガソリンタンクを移動してやる必要があるのです。

 この移動が、なかなか厄介でした。

 ウェブで調べた情報では、「ずらすだけ」というように、簡単そうに書いてあるのですが、それほど簡単にはタンクは移動してくれなかったのです。タンクを移動させるべきベクトルがよくわからず、知恵の輪を解くかのような作業になってしまいました。この日に備えて、タンク内のガソリンは減らしておいたのですが、それでもまだちょっとガソリンが多かったらしく、タンクが重たかったのも作業の苦労を増してしまったようでした。

 ともあれ、なんとかかんとかガソリンタンクの移動を終えました。移動の際に、トランク内部の塗装面に傷がついてしまったのが少々ショックですが(ショック交換だけに?ってうるさいわ)、これでやっと、ショック交換作業に入れます。

 タンクの奥に、回すべきナットが見えます。ここまでは、これにアクセスするための苦労でした。

 そして、これがタイヤハウスと純正ショックの様子。下側は、普通に回せる位置にあるので、アクセスするのに苦労はありません。

 あとの手順は、フロントとほぼ同じです。車体をジャッキアップして、ショックを留めているナットをはずし、ショックを付け替えます。

 リアの作業では、ショックをはずすとサスペンション全体が下がってしまうので、ジャッキでサスペンションを持ち上げて作業をしました。

 厄介な左側を終えたら、次は右側です。

 右側のトランク内部のナットは普通にアクセス可能なので簡単でした。

 しかし、左右いずれの場合も、トランク内のナットをただ回そうとしても、ショック本体が空転してしまって、一向にナットがまわらない、という苦労がありました。あざやかに解決できそうな道具を持ち合わせていなかったので、私はボルト上部をなんとかペンチでつまんで固定しながら、レンチでナットを回すという、格好悪い方法で解決したのですが…こういうときはどういう道具を使うのが正解なのでしょうかねぇ。

 ともあれ、なんやかんやで装着を完了しました。


 
 ガソリンタンクをもとに戻して完了です。装着後のリアタイヤハウスの写真をとり忘れてしまったのが手落ちでした。トホホ。

 さて、装着しての感想ですが…。

 まず外観が少し変わりました。1、2cmほどだと思いますが、車高が高くなってしまいました。私個人としては車高に関するこだわりが薄いのでいいのですが、車高を低くすることに情熱を燃やす向きの方々からすると、ゆゆしき事態かもしれません。

 外観、というには奥まっていますが、タイヤハウスからかすかに見える銀色のショックは、精悍な印象で気に入っています。ただ、そのうち薄汚れてしまうでしょうけどね。

 走行に関する感想でいうと、正直あまり違いはわからなかったかな、と感じています。やわらかくなったような、かたくなったような、あんましかわらないような…。

 となってくると、費用対効果の面でいうといまいちかもしれません。が、きっと体感できていないだけで、乗車フィールを向上させていたり、運転効率を上げていたりしてくれていると、思い込むことにしましょう。それに、一連の交換作業を行えたことそのものが、自分の経験値という面でも、愛車への愛着度という面でも、プラスになっているに違いありません。…たぶん。

2 thoughts on “ショック交換:リア編

  1. Awayuki

    詳しい状態はよくわからんけど
    物を掴む工具としてはロッキングプライヤーがあると便利。
    一度掴めばそのままロックされて外れないので固定される。

    1. peta Post author

      まさにこの工具が良さそうな状態でした。
      しばらく同じことをすることはなさそうだけど、
      するときがきたら思い出そうと思います。なるほど…