久しぶりの更新です。今回はついに、オイル交換を行いました。
購入後1年は、オイル交換は購入したミニショップで行っていたのですが、そのショップで扱っているのは高級(?)なオイルばかりで、1回1万円前後の出費になってしまいます。サーキット走行をするわけでもないのに、オーバースペックなオイルを使う理由はありません。
そんなわけで今回からは自分でオイル交換をして、「コスト削減」と「DIYという楽しみ」とを達成することにしました。
ということでまずは勉強です。
ミニ購入当時に購入した「CLASSIC MINIのトリセツ2」。これで必要な情報を得ようと思ったのですが…まったく使えませんねー、この本。いや、まったくというとさすがに語弊がありますか。しかし、がんばって探すとちょっとだけ情報はあるのですが、数値的なデータが少なく、利用シーンに沿ったガイドになっていないので、いまいちです。
例えば今回必要な「オイル交換」の項をみても、ドレンの締め付けトルクや、交換オイル量が記載されていないという有様…。
結局、ウェブで調べて数値を得ることとなりました。WWW最高!
調査の結果によると、ドレンの締め付けトルクは30-40kgf・cm。一方でオイルの量は、なにやらいろいろな説があってよくわかりません。規定は5Lくらい(?)のようですが、多めに入れろ、だの、6.5L入れていい、だのといった民間療法が散見されます。今回は5L強入れておきましょうか。
オイル交換に向けて用意したのはこんなものです。
オイルに、オイルジョッキに、オイル廃棄パックに、ドレンワッシャー。全部あわせてもショップでの交換費用1回分にもなりません。時間と空間さえあれば、DIYに限りますね、これは。
ジャッキアップして、変なカバー(?)を外し、さてドレンを外そうか、というところではたと困りました。ドレンボルトに合うレンチを持っていなかったのです。これまたウェブで調べたところによると、ミニのドレンボルトのサイズは24mmとのこと。私が持っている安物のソケットレンチセットには、22cmまでしかなかったのでした。
そそくさとジャッキダウンして、ミニを走行可能状態に戻し、ホームセンターにダッシュ! 24cmのソケットを購入してきました。結構事前に調べて色々購入しておいたつもりでしたが、下調べが甘かったようです。
ともあれ、これで準備は整いました。
少しエンジンが冷えるのを待ってから、ジャッキアップをして、オイル落下地点にオイル処理パックをあてがってから、ドレンボルトを抜きます。
どぼどぼどぼー。
写真はだいぶ勢いが納まってからの様子になってしまいましたが、真っ黒なオイルがいい感じに流れ出ていきました。
抜いたドレンボルトです。ピンボケでわかりにくいですが、鉄粉の付着もまったくといっていいほどなく、異様に綺麗でした。私のミニは購入当初から、ドレンだけはずーっとこんな感じで、極めて綺麗だったんですよね。いいタマだったのかもしれません。
オイルが抜けきるまでには時間がかかるので、ついでにグリスアップも施工。シャコシャコとグリスを注入し、あふれ出た古いグリスをふき取っておきました。
オイルがほぼほぼ抜け落ちたら、ドレンワッシャーを交換してドレンを締めます。今回は調べた規定トルクの中間を取って、35kgf・cmで締めておきました。
最後はオイルの注入です。
銘柄はクラシックミニユーザー間ではコスパがよいと評判のコスモディーゼルハイメリットCE 15W40です。20Lで送料込みで7000円ほど。1回当たりコストは2000円強です。先日交換したバイクのオイルより安いです…。
しかし20Lものペール缶を購入するのははじめてのことで、どうやってペール缶からオイルジョッキにオイルを移したものかよくわかりません。オイル缶にそなえつけのくちばしのようなもので注いでもよいのでしょうが、素人でもあるのでできるだけ安全に注ぐ方法を考えました。
それが写真の、ペール缶にくっつけるホース状の注ぎ口です。
結果からすると、この300円もしないアイテムがなかなかに優秀なものでした。段差を利用してペール缶を傾けて注ぐことで、オイルをこぼすことなくオイルジョッキに注ぐことに成功。今回の作業でちょっと不安だったペール缶フェーズを、難なくこなすことができました。
あとはオイルをミニに注入して、ミッションコンプリート。
不慣れな作業だったので2時間くらいかかってしまいましたが、慣れれば1時間もかからなそうでした。
オイル交換後のミニの調子はというと…まぁ、普通ですよね。今までよりも好調にも不調にもなっていない、という印象でした。でも2~3000円分のオイルで、少なくとも10000円分のオイルと変わらないのであれば、成功といっていいのではないでしょうか。うんうん。
ただ…ちょっと不安なのは、オイルの量です。上述したように、オイルの量に関してはいろいろな説が流布されているのですが、今回はちょっと多目の5.5Lをいれてみたんですよね。そうしたところ、オイルゲージのMAXポイントよりも、さらに1cmほど上にまでオイルが入ってしまっているのです。「それでいい」とウェブには書いてはあるのですが…。
「オイルゲージ」という絶対の権威に逆らってしまうのは、やっぱりちょっと不安なのでした。
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オイル交換備忘録メモ
・交換日:2017/04/30
・走行距離:61459km
・ドレン締め付けトルク:35Nm
・交換オイル量:5.5L(ちょっと多いと感じた)
・次回交換:2017/10~11または64000~65000km(半年or3000km周期)
マフラーから白煙出なければ大丈夫!
なるほど。了解!