ミニ購入時点からだと思うのですが、フロントグリルのねじが複数個所、脱落していたり錆びついていたりしていました。それでも問題なく走行できていたので、ついつい放置し続けて、早4年が経過してしまっていました。
そんなつい先日のこと。
今年9月に迎える予定の、次回の車検の見積もりをショップにお願いした際に、「そうだフロントグリルのねじもついでにお願いしちゃおう」と思い出しました。
そこで作業を見積もってもらったのですが、返ってきた答えは「工賃1万円」という驚きのお値段ではありませんか。えー!?
おそらく再発しないように、しっかりとナッターかなにかでネジ穴ごと再生してくれる、という前提のハイスペックな作業に対するお値段なのでしょうが、流石にいくらなんでも高すぎます。
こちらとしては、ただただ「車検整備のついでに、脱落したねじを補充してくれればいい」くらいの気持ちだったのです。正直なところ、ねじ数本ぶんの実費請求程度で済むもので、工賃はお高い車検整備のついでだからサービスされるのでは、とすら思っていました(甘い)。
そんな風に考えていたところへ、第一声がこの返答です。すっかり依頼する気がうせてしまいました。こちらの要求する作業を詳細に説明しなおして、やってもらうことを限定してもよかったのですが、なんだかこれしきの事のために「安いプランを提示しなおす」のも億劫になってしまったのです。
そこで作業はショップにはお願いしないことにして、自分でなんとかすることにしたのでした…。
———-
…というのが長い前置きでした。
フロントグリルのねじの現状はこんな感じです。
グリル上部のねじは問題なしですが、サイドはさんざんでした。
向かって右側は2カ所抜け。
向かって左側はねじこそ刺さっているものの、種類はバラバラ。上から順に、黒いトラス、錆びた鍋(回した際についたと思われるひどい傷がグリルにある)、錆びた鍋(車体まで締まっておらずガバガバ)です。
抜けた右2か所の補充と、ひどい左3か所の交換をしましょう。
ミニのグリルのねじは、ウェブで調べた情報によれば、4.5mm径のタッピングビスとのことでした。
しかし、近所のホームセンターにいってみても、4.5mm径などというサイズのタッピングビスは売っていませんでした。そこで仕方なく、4mm径と5mm径のタッピングビスを買ってきて、試してみることにしました。
試してみると面白いことが判明しました。
おそらく、過去の所有者か整備工場化が無茶をした結果、あるいはそもそものミニの加工精度の問題だと思うのですが(後者な気がしなくもない)、「4mmでぴったりなネジ穴」と「5mmでぴったりなネジ穴」の双方が存在していたのです。
それぞれのねじ穴を試し、ぴったりはまるほうを使って、くるくるとドライバーを回すこと5分ほど。あっさりと作業は終了しました。
つけた結果はこんな感じ。
悪くないんじゃないでしょうか。グリルと同じステンレスねじの輝きがいいですね。半ば「上部のねじでぶら下がっているだけ」だったグリルも、安定感を増してよかったです。
ちなみに、もともと左側の3か所を止めていたねじたちがこちら。
笑ってしまうくらい、3つが3つともバラバラの種類でした。ひどいはなしです。
タッピングビス自体もともと空いてあるねじ穴に入れるためのビスじゃなく、部材にねじ切りしながら入れるビスだからね。
緩かったら一回り大きめのビスをねじ切りしながら入れるからサイズがばらばらになるのはよくある。
これはいかにも日本人的じゃない海外の作りだなって感じだ。
頻繁に外す事がない固定部分なら特に問題もないですし。
クラシックミニのグリルは、オイルフィルター交換の度に外すのですよ…ふふふ