ダッシュボードを交換しよう:取付編

 ダッシュボード交換作戦の最終回です。

 機器を移植したダッシュボードを車体に固定するところまでは順調だったのですが…。

 はい、ここでまた問題発生です。

 オーディオの取り付け口のサイズが全然合っていませんでした…。1DINの枠が入りません。

 ISO 7736規格ぐらいきっちり守れー!

 と言っても詮無いので、車内でやすりを使うという暴挙に出ました。もう一度ダッシュボードを取り外すのがもう面倒くさかったからです。

 できるだけ車内に木くずがおちないよう、カバーしまくっての作業です。ギーコギーコ。現代の自動車の中から響いていい音とは到底思えない、木工サウンドが響き渡ります。

 現物合わせで、枠が入るようになるまで、ギコギコと取り付け口を広げてやりました。

 ともあれ、そんなこんなで新しいダッシュボードの取り付けは無事完了しました。

 試走にでたところで、スピードメーターのケーブルをつなぎ忘れていたことに気が付き、戻ってつなぎなおす、というようなハプニングがありつつも、ミッションコンプリートです。

 いかがでしょうか。

 元々は明るめのブラウンだったウッドのダッシュボードが、深めの色合いになったことで、車内の雰囲気がシックになりました。外周につけた隙間テープの明るい色が差し色になっているのも、思わぬプラス効果になったと自分では思っています。

 作戦は成功ではないでしょうか。

 最後に、今回の作戦やリプロダクト品の感想を羅列しておきます。

 ・ダッシュボードの工作精度がいまいち
 ・ポン付けできない部分がいくつか
 ・クーラースイッチのくぼみサイズが合ってない
 ・クーラースイッチの裏の厚みが合ってない
 ・その影響でクーラースイッチが後ろに凹んでしまっている
 ・メーターパネルの開口部の位置が少し低い
 ・その影響でメーター類の上部部分が少し隠れてしまっている
 ・エアベントに切り欠きがなく、車内から引っこ抜けない
 ・切り欠きを自分で削れば解決するが、今はしていない(後ろからつけた)
 ・走行中の車内のビビり音が低減した
 ・増し締めしたせいか、はたまたビビり音の正体がニスの裂け目からだったのか
 ・いずれにせよ走行中のQOLは向上した
 ・全体的には満足だけど課題もある